コラム

2008年06月28日

株主総会をダメにするもの

株主総会が真剣勝負になってきた。
すばらしいことだと思う。
一方で、今年の株主総会シーズンでも失望することがあった。

レベルの低い株主がますます増えた
お土産目当ての株主。
遅刻・早退は当たり前。
趣味として、経営者たちに説教をたれる老人たち。
まったくの勉強不足なのに、したり顔をして新事業の提案をする。

このようなレベルの低い行為は、実は株主全体の利益に反する行為であることに気づいてほしい。
レベルの低い議論に、取締役は神妙の顔をしながら、心の中で胸を撫で下ろしている。
無駄な時間によって、本質的な議論をする時間は失われてしまう。

レベルの低い個人株主は、かつてのシャンシャン総会で会社側から雇われていた総会屋に等しい。
このような勢力の増徴をアクティビストが助長してしまったとすれば、悲しいことだ。

株主の権利を放棄する機関投資家
買収防衛策の導入が大流行だ。
すべての案が悪であるとは言わないが、そのほとんどが大きな議論もなく承認されていくのはやはり何かがおかしい。

本来であれば、大きな議決権を有する機関投資家が、株主総会の場で議論・意見表明してもいいはずだが、その自浄作用は望めないのが現状だ。
米英のように、年金基金のような機関投資家が会社のガバナンス強化に一役買うような形になっていない。

議決権の多くを握る機関投資家がその役割を十分に果たさず、議決権をほとんど持たない株主の一部が株主総会をかく乱する。
日本企業のガバナンスはまだまだ改善の余地がある。
posted by 浜町SCI at 16:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気になる投資環境
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