コラム

2008年10月14日

新銀行東京は再び融資を強化するのか

皮肉にも、新銀行東京が事業規模を縮小してすぐ、かつての存在意義が蘇る経済環境となった。
金融危機が完全に払拭されない限り、金融機関の与信強化は避けられない
現在の金融危機は、資産価格をオーバーシュートさせているように見える。
このような環境では、民間金融機関がある程度の貸し渋りに走ってもやむをえない。
信用リスクのプレミアムが大きくなって、貸出債権の時価下落が起こりつつあるのだから、当然のリアクションだ。

しかし、ここにオーバーシュートがあるなら、誰かが、それを是正することの意義は大きい。
それが、公的金融機関であったり、新銀行東京であったはずだ。
しかし、新銀行東京は、その機能を既に放棄した。
再び機能を作用させようとしても、いまだ、その能力はないと考えた方がいいだろう。
今の新銀行東京は、都知事や都議会議員、都庁の責任問題を回避するためだけに生かされている銀行のようにさえ思える。

2000年以降に、新銀行東京と似たような機能を目指して設立された金融機関がいくつかある。
多くが、当初目指したほどの発展はなかった。
その実力はともかくとして、その当初のミッションは、現在のような経済環境でこそ生きる。
意味のある形で発展的に解消するいいタイミングのように思えるが、いかがだろう。
posted by 浜町SCI at 19:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 産業
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/108069604
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック