コラム

2008年11月07日

春日電機をめぐる不毛な買収劇(1)出資の経緯

配電器具などのメーカ、春日電機(6650)が11月5日、特別損失の発生を開示した。
会社のプレスリリースを読むと、その不毛ぶりが伺われる。
ここでは、開示資料をたどることで、事の顛末をレビューしてみたい。

2007/9/19 主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ

GLOBUCKS HOLDINGS PTE. LTD.が「主要株主である筆頭株主」になったことが、株式会社アインテスラが提出した大量保有報告書(変更報告書)で判明。
同変更報告書では、アインテスラが6,228,900株を保有するとされるが、信用取引のため議決権は持たない。
GLOBUCKSとの共同保有として報告されている。

GLOBUCKSは鹿内隆一郎氏が代表を務める投資ファンド。
鹿内氏は、元フジサンケイグループ議長だった鹿内宏明氏の長男で、メリルリンチ証券のM&A 部門に在籍したこともあるという。

2008/3/19 業務提携の申し入れに関するお知らせ

アインテスラから、業務提携に関する申し入れを受けたと発表。
春日電機は、受領した提案書を精査し、不明な点等を質問したうえで、業務提携の可能性・有意性について検討していくとした。

2008/4/1 主要株主の異動に関するお知らせ

アインテスラが18.27%の議決権を取得した。

株数から見て、信用買いの株数を現物に転換したものと見られる。

>>(2)
posted by 浜町SCI at 20:07 | Comment(0) | TrackBack(1) | プレス・リリースから
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Excerpt: 1年半ほど前に始まった買収劇によってある企業により買収された春日電機だが、まだ傷は癒えない。 買収者によって強引に持ち込まれた虚飾が剥がされるにしたがい、傷の深さが垣間見...
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