コラム

2007年03月14日

これで半導体製造技術も中国へ流出する危険

インテルが中国に前工程の工場を持つ見通しであるとCNETが報じている
新工場は300mmウエハ上に90nmプロセスというから、インテルにしても2世代前の世代の技術だ
しかし、これを悲観する半導体企業は少なくないだろう

インテルにとって2世代前の技術といっても、それはMPUの世界の話
MPUにとっては45nmが最先端でも、LSIなら90nmでも立派な設備、65nmでもまだ現役だろう
ましてやICとなれば、一桁大きなデザイン・ルールでも十分にやっていける

問題はこのような技術が国境を越えて後発国へ渡ることだ
記事では国防の観点の議論がなされているが、問題は国防だけではない
もちろんこれによって中国がすぐさまローエンドMPUを作れるようになるとは考えにくい
しかし、この技術はすぐにLSIやICの世界に浸透していくだろう

半導体前工程は資本集約的なプロセスだから、中国に工場を作ったから目覚しい有利性があるとはいえない
しかし、同時に大きな消費市場である中国に前工程の技術が渡ることは、半導体産業にとっては看過できないだろう
posted by 浜町SCI at 18:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 産業
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