コラム

2007年06月22日

社会保険庁の集団詐欺行為はどう戒めるべきか

毎日のようにあきれた実態が報道される社会保険庁だが、政府は独立行政法人化を進めたいようだ
しかし、これでは生ぬるすぎる
独立行政法人にしたから改善に向かうというのは早計だ

国民から年金保険料の納付を受けていながら、それに見合う年金を支給しないというのは、よくて背任・横領、悪く言えば詐欺行為だ
結果から言えば「振り込め詐欺」と同じ効果があったことになる
このような結果となった原因は単純な事務ミス・過怠であったとされているが、これらの不作為がどのような結果に至るかを想像できなかったほど、社会保険庁の職員も愚かではなかろう
彼らはこうなることがわかっていながら見過ごしてきたというべきだ

筆者も当初はレベルの低い公務員がしでかした不祥事と見ていたが、その後頻繁に報道された中央官僚の回顧録の内容を聞くにつれ、これが集団的な詐欺行為であったのだと理解することになった
年金保険料を食い物にするのが当たり前かのごとき発言が文書として残されている実態には、いかに高級官僚のモラルが低いか、いかに高級官僚に社会常識が欠如しているか、思い知らされた思いだ
このような官僚が所管する社会保険庁ならば、このような不祥事を起こすのも当たり前だろう
いや、むしろ、「上意をくんで手を抜いた」というべきか

民間の金融機関がお客から預かった金の記録を失ったらどうなるだろう
間違いなく、監督官庁から口汚く罵られ、業務改善命令・業務停止命令を受けるだろう
しかし、公務員の側が同じことを犯せば、公務員はひどく寛容に対応する

社会保険庁を独立行政法人化するのはよい
しかし、それとセットで、年金管理を受託する民間機関の参入も許し、利用者の選択を受けるべきではないか
民間参入が絶対的な解決法でないことは、グッドウィルの事例を見ても明らかだ
しかし、現在の社会保険庁よりは、民間金融機関の方がはるかにましではないか
posted by 浜町SCI at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 産業
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