コラム

2007年06月25日

ブルドック・ソースは上場を廃止すべきではないか

ブルドック・ソースの株主総会が開催され、経営陣から提案されていた買収防衛策が特別決議で承認された
この買収防衛策はスティール・パートナーズによる株式取得に対抗したものだ

特別決議による承認の意味は重い
株主の総意に近い意思決定がなされたということ
この上は、司法の判断を待って実行されていくことだろう

この承認の是非を議論するつもりはない
それは、会社の所有者である株主の判断であるからだ
しかし、気になることが2つある

まず第一は、以前述べたとおりこのスキームが、会社からグリーンメーラーに利益供与する方策として利用されかねないことだ
これが社会的道義に反するのを言うまでもない

次に、このような名指しで株主を排除するような企業が上場を維持してよいものかという議論だ
筆者はスティール・パートナーズがグリーンメーラーなのか否か、客観的に論じる材料と軸を持たない
そのため、両面で考えたい

もしもグリーンメーラーであることが客観的に示されるなら、そのグリーンメーラーを恣意的に排除することは許されるかもしれない
しかし、これを実行すると、先に述べたとおり、グリーンメーラーに利益供与する道が開かれることになってしまう
もしもグリーンメーラーでないとすると、これは明らかに不当に株主を差別的に扱ったということになる
このような企業の上場を取引所は許していいものであろうか

この問題は会社と投資ファンドの特殊事例として片付けてはいけないものであると思う
誰でも株式を購入できる上場制度というもの、株主の財産権にまつわる議論であろう
posted by 浜町SCI at 08:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 気になる投資環境
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