コラム

2007年08月16日

バフェット氏がダウ・ジョーンズ株を取得

共同通信が伝えたところでは、バークシャー・ハザウェイがダウ・ジョーンズ株を大量取得したとのこと
DJと言えば、8月1日にメディア王ルパート・マードック氏率いるニューズ・コーポレーションによる買収が取締役会で承認されたと報じられていた
ニューズ・コーポレーションと言えば、米国のイラン侵攻を後押ししたタカ派のテレビ局FOXの親会社だ

バフェット氏が取得したのは発行済み株式総数の約3%、160百万ドル相当
バフェット氏と言えば、少年時代に新聞配達をして貯めたお金で株式投資を始め、投資家としてもワシントン・ポストを含む新聞社への投資で成功を収めている

現在、米国のメディア業界は試練の時を迎えている
かつては、新聞社の多くがオーナー一族の強い発言力に支えられて、株式市場からの圧力など感じない企業体であった
しかし、競争がメディアの種類を超えて進展、つまりは資本主義に支えられた新興インターネット企業との戦いになった
強力な資金力をもつ新興企業との戦いは、優れたコンテンツだけでは勝てない戦いとなった
それに対応するため、多くの新聞社が資本市場への依存を強め、資金力を補うこととなったが、それは反面、株式市場からの報道への介入を許す結果ともなった
多くの新聞社で、役員会は現場経験のない役員の集まりとなったのである

世界で最も敬愛されている投資家バフェット氏は、そのような資本主義とは一線を画す投資家だ
新聞業界にも詳しい同氏がDJ株式を取得したなら、何か新しい道がWall Streetから拓かれるのかもしれない
posted by 浜町SCI at 00:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | Buffett Watch
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