コラム
2008年04月23日
トッキ (9813) 特別損益の発生と通期業績予想の下方修正
キャノン傘下となったトッキが、特別損益の発生と業績予想の下方修正を発表した。
特別利益
臨時株主総会で退任した役員が退職慰労金を辞退し、役員退職慰労引当金戻入益165百万円を計上。
通期の特別利益は、中間期までに計上した受注損失引当金戻入益361百万円等を含めた385百万円と併せ、550百万円を計上する見通し。
特別損失
中国向けの商談で受注獲得交渉を中止したため、仕掛品を他社へ転売するための販売活動を続けていたが、仕様変更の可能性を考慮し、棚卸資産評価損101百万円を含め特別損失184百万円を計上。
通期の特別損失は、中間期までに計上した棚卸資産評価損99百万円、資本業務提携の株式発行諸費用の内アドバイザリー費用216百万円と併せ、500百万円を計上する見通し。
通期連結業績予想の下方修正
売上高は前回予想から▲16%の68.9億円。
上記の仕掛品の転売について受注が遅れたことにより、売上高が来期へ期ずれしたことが主因。
営業利益は前回予想123百万円から、赤字転落の▲820百万円。
これも、上記の期ずれが大きく効いたものという。
過去の株式レポート
特別利益
臨時株主総会で退任した役員が退職慰労金を辞退し、役員退職慰労引当金戻入益165百万円を計上。
通期の特別利益は、中間期までに計上した受注損失引当金戻入益361百万円等を含めた385百万円と併せ、550百万円を計上する見通し。
特別損失
中国向けの商談で受注獲得交渉を中止したため、仕掛品を他社へ転売するための販売活動を続けていたが、仕様変更の可能性を考慮し、棚卸資産評価損101百万円を含め特別損失184百万円を計上。
通期の特別損失は、中間期までに計上した棚卸資産評価損99百万円、資本業務提携の株式発行諸費用の内アドバイザリー費用216百万円と併せ、500百万円を計上する見通し。
通期連結業績予想の下方修正
売上高は前回予想から▲16%の68.9億円。
上記の仕掛品の転売について受注が遅れたことにより、売上高が来期へ期ずれしたことが主因。
営業利益は前回予想123百万円から、赤字転落の▲820百万円。
これも、上記の期ずれが大きく効いたものという。
過去の株式レポート
キャノンマシナリー (6344) 通期業績予想の上方修正
通期連結業績予想の上方修正を発表した。
売上高は前回予想375億円から今回予想377億円への微増だが、営業利益は39.5億円から47.2億円の大幅な上方修正となった。
キャノン傘下となりFAシステム事業が拡大していたが、親会社キャノン向けの大型設備について、部品の内製化や生産性向上・コストダウン等が進み、利益率が向上したもの。
過去の株式レポート
売上高は前回予想375億円から今回予想377億円への微増だが、営業利益は39.5億円から47.2億円の大幅な上方修正となった。
キャノン傘下となりFAシステム事業が拡大していたが、親会社キャノン向けの大型設備について、部品の内製化や生産性向上・コストダウン等が進み、利益率が向上したもの。
過去の株式レポート
日本サーボ (6585) 日本電産効果で黒字回復
08年3月期の業績を開示した。
08年3月期より日立グループから離脱し、日本電産の連結子会社となっている。
連結売上高は前期比9%増の350億円、営業利益は黒字転換し20.5億円となった。
日本電産入りの効果は予想以上だったようだ。
09年3月期の会社予想の営業利益は27億円。
08年3月期より日立グループから離脱し、日本電産の連結子会社となっている。
連結売上高は前期比9%増の350億円、営業利益は黒字転換し20.5億円となった。
日本電産入りの効果は予想以上だったようだ。
09年3月期の会社予想の営業利益は27億円。
2008年04月22日
システムディ (3804) 2008年9月期業績予想を下方修正
ソフト開発のシステムディが今期の業績予想を下方修正した。
通期売上高予想は従来の2,237百万円から1,917百万円とダウン。
学校向けパッケージの新バージョンのリリースが開発に手間取り、下期にずれ込んだのを主因としている。
この売上減にともない、営業利益予想は338百万円から132百万円へ引き下げられている。
過去の株式レポート
通期売上高予想は従来の2,237百万円から1,917百万円とダウン。
学校向けパッケージの新バージョンのリリースが開発に手間取り、下期にずれ込んだのを主因としている。
この売上減にともない、営業利益予想は338百万円から132百万円へ引き下げられている。
過去の株式レポート
2008年04月12日
奇妙なまでに感傷的なマツモトキヨシのプレスリリース
マツモトキヨシが変わった趣のプレスリリースをした。
高田薬局との業務提携を解消するという内容だ。
高田薬局がウエルシア関東と経営統合することにともなう措置であり、ここまでは何も珍しいことではない。
変わっているというのは、リリース文の書き方だ。
業務提携関係にありながら、マツモトキヨシに事前説明することなく経営統合を公表した
ことに憤っている様子だ。
背信行為であり当社との信頼関係が破壊されたと言わざるを得ません
としている。
本来、業務提携を解消するリリースなら、淡々と事実を語るものでよかったはずだ。
それが、恨み節のような趣になったのは、マツモトキヨシの狼狽と怒りによるものだろう。
原則論を言えば、経営統合のような高度な企業間取引を行う場合、守秘義務契約で厳しく秘密漏洩を禁じているから、業務提携先への事前説明などありえない。
実務上は、公表直前に意図的に契約違反を行うことが行われている。
しかし、それをしなかったとしても、それはやむをえないことと考えるのが自然だ。
おそらく背景には、もっと深みのある背景があるのだろうが、それは公衆には見えない。
マツモトキヨシは、いささか社格を自ら損なったのではないか。
まったくそうする必要のないものだったように思える。
以下、会社プレスリリース原文:
各 位
当社は、株式会社マツモトキヨシが株式会社高田薬局との間で平成13年5月30日に締結いたしました業務提携により、自社開発商品(株式会社マツモトキヨシ)の供給/商品の仕入、販売及び価格等に関する情報交換/物流センター機能の共有化/出店に関する情報交換など友好な関係を構築してまいりました。
しかし、株式会社高田薬局は平成20年3月14日、業務提携契約を締結しております当社及び株式会社マツモトキヨシに対して事前説明することなく、他グループ企業である「ウエルシア関東」と株式移転による共同持株会社設立及び経営統合することを内容とした基本合意書を締結し公表されました。
当社及び株式会社マツモトキヨシと業務提携関係にありながら、株式会社高田薬局のかような行為は、背信行為であり当社との信頼関係が破壊されたと言わざるを得ません。
これにより、当社は平成20年4月11日付けで株式会社高田薬局に対して契約解除通知書を発送し、当社との間の契約関係全てを解除すると共に、業務提携を解消いたしました。
なお、この事による当社への影響は軽微であります。
高田薬局との業務提携を解消するという内容だ。
高田薬局がウエルシア関東と経営統合することにともなう措置であり、ここまでは何も珍しいことではない。
変わっているというのは、リリース文の書き方だ。
業務提携関係にありながら、マツモトキヨシに事前説明することなく経営統合を公表した
ことに憤っている様子だ。
背信行為であり当社との信頼関係が破壊されたと言わざるを得ません
としている。
本来、業務提携を解消するリリースなら、淡々と事実を語るものでよかったはずだ。
それが、恨み節のような趣になったのは、マツモトキヨシの狼狽と怒りによるものだろう。
原則論を言えば、経営統合のような高度な企業間取引を行う場合、守秘義務契約で厳しく秘密漏洩を禁じているから、業務提携先への事前説明などありえない。
実務上は、公表直前に意図的に契約違反を行うことが行われている。
しかし、それをしなかったとしても、それはやむをえないことと考えるのが自然だ。
おそらく背景には、もっと深みのある背景があるのだろうが、それは公衆には見えない。
マツモトキヨシは、いささか社格を自ら損なったのではないか。
まったくそうする必要のないものだったように思える。
以下、会社プレスリリース原文:
平成20年4月11日
各 位
会社名 株式会社マツモトキヨシホールディングス
代表者名 代表取締役社長 松本 南海雄
コード番号 3088 東証一部
問合せ先 広報室長 高橋 伸治
(TEL:047-344-5110)
代表者名 代表取締役社長 松本 南海雄
コード番号 3088 東証一部
問合せ先 広報室長 高橋 伸治
(TEL:047-344-5110)
業務提携解消に関するお知らせ
当社は、株式会社マツモトキヨシが株式会社高田薬局との間で平成13年5月30日に締結いたしました業務提携により、自社開発商品(株式会社マツモトキヨシ)の供給/商品の仕入、販売及び価格等に関する情報交換/物流センター機能の共有化/出店に関する情報交換など友好な関係を構築してまいりました。
しかし、株式会社高田薬局は平成20年3月14日、業務提携契約を締結しております当社及び株式会社マツモトキヨシに対して事前説明することなく、他グループ企業である「ウエルシア関東」と株式移転による共同持株会社設立及び経営統合することを内容とした基本合意書を締結し公表されました。
当社及び株式会社マツモトキヨシと業務提携関係にありながら、株式会社高田薬局のかような行為は、背信行為であり当社との信頼関係が破壊されたと言わざるを得ません。
これにより、当社は平成20年4月11日付けで株式会社高田薬局に対して契約解除通知書を発送し、当社との間の契約関係全てを解除すると共に、業務提携を解消いたしました。
なお、この事による当社への影響は軽微であります。
以 上
2008年03月22日
ユナイテッドテクノロジーがグッドウィルの大株主に (3)混迷する主導権
ここまで見てきて思い出さなければいけないのはサーベラス、モルガンスタンレー陣営のスキームだ。
コンソーシアムはグッドウィルに200億円を投資する。
うち155億円はデット・エクイティ・スワップ(DES)で、ニュー・マネーは45億円になる。
(コンソーシアムはみずほ銀行から貸出債権を譲り受け、うち155億円がDESの対価に当てられ、優先株に転換される予定。)
問題はニューマネーの45億円をどのような株価で出資するかになる。
グッドウィルとコンソーシアムは臨時株主総会でこの第三者割当増資の承認を得る予定だ。
この議案に盛り込まれる株価が争点となりそうだ。
グッドウィルの株価はこの1年、大きな下落・上昇を繰り返している。
このような株式について、合理的で誰からも理解を得られる株価を算定するのは容易なことではない。
さらにUTHは事業上の連携も視野に入れている。
そこに生まれるシナジーの可能性も主張しうるから、そもそも独自路線を主張する側とUTH側では評価のベースに違いがあるのである。
まずUTHの平均取得単価15,478円が絶対条件となろう。
これに満たない株価であれば、UTHが承認する可能性は低い。
そうなると、コンソーシアムに同調している創業者らは別として、一般株主はUTH側に同調するだろうから、すんなりと進む可能性は低い。
株主総会での争いとなるか、不当な有利発行として訴訟となる危険さえある。
グッドウィル・グループの混迷はまだ続くようだ。
(2)大量保有報告書
ユナイテッドテクノロジーのレポート
コンソーシアムはグッドウィルに200億円を投資する。
うち155億円はデット・エクイティ・スワップ(DES)で、ニュー・マネーは45億円になる。
(コンソーシアムはみずほ銀行から貸出債権を譲り受け、うち155億円がDESの対価に当てられ、優先株に転換される予定。)
問題はニューマネーの45億円をどのような株価で出資するかになる。
グッドウィルとコンソーシアムは臨時株主総会でこの第三者割当増資の承認を得る予定だ。
この議案に盛り込まれる株価が争点となりそうだ。
グッドウィルの株価はこの1年、大きな下落・上昇を繰り返している。
このような株式について、合理的で誰からも理解を得られる株価を算定するのは容易なことではない。
さらにUTHは事業上の連携も視野に入れている。
そこに生まれるシナジーの可能性も主張しうるから、そもそも独自路線を主張する側とUTH側では評価のベースに違いがあるのである。
まずUTHの平均取得単価15,478円が絶対条件となろう。
これに満たない株価であれば、UTHが承認する可能性は低い。
そうなると、コンソーシアムに同調している創業者らは別として、一般株主はUTH側に同調するだろうから、すんなりと進む可能性は低い。
株主総会での争いとなるか、不当な有利発行として訴訟となる危険さえある。
グッドウィル・グループの混迷はまだ続くようだ。
(2)大量保有報告書
ユナイテッドテクノロジーのレポート
ユナイテッドテクノロジーがグッドウィルの大株主に (2)大量保有報告書
3月21日付でユナイテッド・テクノロジー・ホールディングス(UTH)はグッドウィル・グループ株式についての大量保有報告書1通とその変更報告書4通を提出した。
現状最も新しい変更報告書の内容を見ると、UTHのポジションが理解できる。
・目的: 政策投資
・持株: 766,594株
・株券等保有割合: 30.40%
・取得資金合計: 11,865,997千円
・取得資金: 自己資金3,955,595千円、借入金額7,910,402千円
5本の報告書すべての株式取得が場内とされているから驚かされる。
なお、上記なら計算されるUTHの平均取得単価は15,478円である。
先日、サーベラスとともにグッドウィル買収を決めたモルガンスタンレーも同日に変更報告書を提出しているが、記載された持分は11.55%に過ぎない。
被買収にともない引退する予定の創業者は3月18日に訂正報告書を提出しているが、それによると持分は26.60%である。
つまり
・UTHは現在グッドウィルの筆頭株主で、株主総会の特別決議を否決できる1/3に手が届くレベル
・創業者の持分とモルガンスタンレーの持分をあわせると38%となりUTHを上回る
この関係が今後どのようにグッドウィルのガバナンスに影響していくか注視したい。
(1)UTH側リリースとGWの反応
(3)混迷する主導権
ユナイテッドテクノロジーのレポート
現状最も新しい変更報告書の内容を見ると、UTHのポジションが理解できる。
・目的: 政策投資
・持株: 766,594株
・株券等保有割合: 30.40%
・取得資金合計: 11,865,997千円
・取得資金: 自己資金3,955,595千円、借入金額7,910,402千円
5本の報告書すべての株式取得が場内とされているから驚かされる。
なお、上記なら計算されるUTHの平均取得単価は15,478円である。
先日、サーベラスとともにグッドウィル買収を決めたモルガンスタンレーも同日に変更報告書を提出しているが、記載された持分は11.55%に過ぎない。
被買収にともない引退する予定の創業者は3月18日に訂正報告書を提出しているが、それによると持分は26.60%である。
つまり
・UTHは現在グッドウィルの筆頭株主で、株主総会の特別決議を否決できる1/3に手が届くレベル
・創業者の持分とモルガンスタンレーの持分をあわせると38%となりUTHを上回る
この関係が今後どのようにグッドウィルのガバナンスに影響していくか注視したい。
(1)UTH側リリースとGWの反応
(3)混迷する主導権
ユナイテッドテクノロジーのレポート
ユナイテッドテクノロジーがグッドウィルの大株主に (1)UTH側リリースとGWの反応
3月21日付のユナイテッドテクノロジー発表によれば
・取得した持分: 30.40%
・人材サービス業トップのグッドウィル・グループと協業することにより、規模の経済と
高付加価値化を追求し、双方の企業価値の向上を達成できる
・連携することにより社員に幅広いキャリア形成の機会を提供できる
とされている。
一方でグッドウィル・グループからは大量保有報告書にもとづく「主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」が同日にリリースされているのみだ。
日本経済新聞によると「寝耳に水」だったという。
グッドウィル側は独自路線にこだわり
・必要なのはニューマネーの受け入れ
・事業面のパートナーは必要ない
というスタンスの様子だ。
(2)大量保有報告書
ユナイテッドテクノロジーのレポート
・取得した持分: 30.40%
・人材サービス業トップのグッドウィル・グループと協業することにより、規模の経済と
高付加価値化を追求し、双方の企業価値の向上を達成できる
・連携することにより社員に幅広いキャリア形成の機会を提供できる
とされている。
一方でグッドウィル・グループからは大量保有報告書にもとづく「主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」が同日にリリースされているのみだ。
日本経済新聞によると「寝耳に水」だったという。
グッドウィル側は独自路線にこだわり
・必要なのはニューマネーの受け入れ
・事業面のパートナーは必要ない
というスタンスの様子だ。
(2)大量保有報告書
ユナイテッドテクノロジーのレポート